無題

愛子と華子は保育園も小学校も同じ幼なじみである
もちろん中学校も同じ
親までもが同級生だ
通った高校は違えども、２人とも無事卒業し就職をする
時は流れ、お互いに伴侶を見つけ
家を建て引越しをすると
申し合わせていた訳ではないけれど、同じ町内であった
偶然なことにお互いの旦那も同じ職場だった
それからお互いの家を行き来したり、一緒にご飯を食べに行ったりと
仲良くお付き合いをしていた（と華子は思っていた）
休みの日にもたまに一緒に出かけて、いつも華子は愛子の仕事の愚痴を嫌な顔もせずに聞いていた
職場の長という立場にいる愛子には、ストレスがかなりあり
ストレスのはけ口が必要だったのだ
華子が話すことも愛子の家族には筒抜けだった
女性の身体的な悩みまでもが愛子の家庭の話題にされていることも
華子は後で知ることになる。。。

あるとき華子は町内の催しに愛子を誘った
愛子もその誘いに乗り、何日か経った当日
華子は出かける時間になったので愛子に電話をかけた

すると…

「バス旅行に出かけてて、今ね○○（県外）にいるのよ」

…え？？？
唖然とする華子
（今日は約束した日なはず…
バス旅行に出かけると言うことは、事前に判ってたはずであろう
ならばせめて前日にでも断りの連絡を華子に入れるのが大人のすることではないのか？）
一気に愛子が信用できなくなった華子は、すぐに電話を切った
それ以来華子は愛子と連絡を取ることをやめてしまった。

その後、華子は愛子の家の前を通っても立ち寄ることさえしなくなった









こーいうことって、よくあること？
怒りを通り越して悲しさ感じるよね
その後の二人はどうなったんでしょうか…？